![まるでビリヤードの球のような仕上がりに](https://images.keizai.biz/katsushika_keizai/headline/1432789591_photo.jpg)
鎌倉かなえ通り(葛飾区鎌倉1)で5月23日、「第19回鎌倉かなえ通りまつり」が開催された。主催は、一般社団法人葛飾区観光協会鎌倉支部鎌倉イベント実行委員会。
鎌倉在住、在勤者によるフリーマーケットには約120店舗が出店。その長さは約400メートルに及んだ。
青木克徳葛飾区長は「買い物はもちろん、歩くだけでも体力作りになる。地域を挙げてのお祭りなので交流を深めてほしい」とあいさつ。開始直後、強い日差しの中で通りは人であふれかえった。
同イベントでは毎回、桜道中学校の生徒がボランティアで参加し、物販などを手伝っている。来賓席を担当した女子生徒は「偉い人にお茶を出すのに緊張したけど、やりがいがあって楽しい」と話し、地域との触れ合いや社会性を身につけるきっかけとして楽しみな行事の一つになっているという。
沿道で左官業を営む佐藤工業では「光る泥だんご体験」を実施。左官技術を用いて作られた球体に自分で選んだ色を塗り、超一級技術といわれる「大津磨き」を応用してピカピカに仕上げた。東京都左官職組合連合会葛飾支部の佐藤醇一さん(82)は「昔から日本建築に欠かせない左官職を後世に残したい」との思いから、PRも兼ねてこの場を設けているという。
同協会副会長の竹本一夫さんは「ここは昔、水元小合溜に発し葛西に至る農業用水「小岩用水路」だったところ。20年ほど前の整備で縁石がフラットに低くなったおかげで、このようなイベントが可能になった。今では区内で1、2位を争う大規模なイベントになったが、ここまでの道のりは決して平たんではなく、住民や地域の理解と協力に支えられ続けることができた」と目に涙を浮かべながら振り返る。「70を前にして、そろそろ体も厳しくなってきているが、今後も『葛飾で一番住みやすい街』を目指して、生まれ育った鎌倉を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
かつて「鼎橋(かなえばし)」があった場所には地蔵が祭られており、集まった人それぞれの「望みをかなえる」イベントを見守っていた。