亀有・リリオ壱番館に酒販店-店主の資格生かし提案型接客目指す

準備中の店舗で高澤浩昭さんと妻の夕起さんに、娘の馨ちゃん。今後は家族や帰りのサラリーマンなどが集まる店舗にしたいと語る。

準備中の店舗で高澤浩昭さんと妻の夕起さんに、娘の馨ちゃん。今後は家族や帰りのサラリーマンなどが集まる店舗にしたいと語る。

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 亀有駅南口のリリオ壱番館に3月12日、日本酒・ワインを中心とした酒販店「酒匠(さかしょう) T-STYLE」(葛飾区亀有3、TEL 03-6231-2239)がオープンする。

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 南欧をイメージしたオレンジの色彩でデザインした約14坪の売り場では、日本酒30種類、ワイン100種類を取りそろえている。メーンとなる価格帯は2,000円~3,000円で、家庭でも楽しめる商品を用意する。店主の高澤浩昭さんは「今は開店するための最低限のラインアップ。オープンしてから亀有の客層に合わせて充実させていきたい」と話す。

 三代目となる高澤さんは昨年まで、渋谷区で酒販店「やすたに酒店」を営んでいた。今回の移転は、前店舗の道路拡張に伴う取り壊しによるもので、移転先を数年前から探していたという。

 亀有への移転について、「(前店があった)東北沢近辺では高齢化や共働きの家族が増え、酒屋としての展望が少なかった。メーンターゲットとなる20代後半~40代の家族が中心となる地域を探し移転先を決めた」と高澤さん。二代目の高澤さんの父家族と一緒に亀有に引っ越し、新業態に挑む。

 高澤さんは酒匠アドバイザーの資格とワインコンセイエの資格を取得し、ワイナリーや酒蔵に自ら出向いて探すなど、日本酒とワインに注力している。ワインコンセイエの資格は年間50人しか認定されない狭き門で、高澤さんは第1期の認定者。「高い酒はお金を出せばいくらでもあるが、手ごろな価格で毎日飲めるものを提供したい。多種多様なユーザーのニーズをつかんでいきたい」とも。

 店内には試飲コーナーも設ける。ワインに関しては、コンソイエの資格を生かして「その人の好みを見極めるだけでなく、夕食のおかずに合った提案をしてきたい。下町になじむような顔を合わせた接客を目指していきたい」と意欲をみせる。

 営業時間は11時~22時。当分の間は無休で営業を行う予定。オープン当日は、限定で粗品を用意する。

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