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新小岩の黒い菓子店「クロノアール」がバレンタイン商品「テリーヌショコラ」

オーナーシェフの永堀浩矢さん

オーナーシェフの永堀浩矢さん

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 新小岩の洋菓子店「パティスリー クロノアール」(葛飾区東新小岩5)が現在、バレンタイン向けの商品を販売している。

「パティスリー クロノアール」の「テリーヌショコラ」

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 同店はオーナーシェフの永堀浩矢さんが2021年1月にオープン。永堀さんは日本とフランスの洋菓子店で修業を積んだ後、2012(平成24)年から製菓原料会社の研究開発部門で働き、同店のコンセプトとなる「黒い菓子」と出合った。

 当時流行の兆しがあった黒い菓子の原材料である「ブラックココア」にのめり込んだ永堀さんは、竹炭や黒ゴマなどさまざまな材料を使った黒い菓子のレシピを考案。「私が考えたレシピは、科学的な知見とパティシエの技術が重なった希少な商品」という確信を得て、地元・葛飾で自身の店を開いた。

 今年のバレンタイン向け商品は「テリーヌショコラ」(300円)、「抹茶テリーヌ」「桜苺テリーヌ」(以上350円)のテリーヌ3種。全ての商品企画を担当する永堀さんは、時期ごとの商品の狙いについて、「季節を先取りしたものを出すようにしている」と言い、「今回のテリーヌは、桜と抹茶を使っているので、チョコレートを買いに来たお客さまに春を感じてもらいたい。今回の商品は春先まで販売を続ける予定」と話す。

 開店から3年で地域とのつながりを深めてきた同店。「有名な菓子店と並ぶのではなく、葛飾に来てくれたスイーツ好きの方がふと思い出してくれるような存在になりたい」という永堀さん。今後の目標を「世界的に黒い菓子を代表するような店になり、『黒』の市場を増やしたい。フードロスの削減や雇用の増加を通じて地元葛飾に貢献できたら」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。月曜・第4日曜定休。

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