「日本一周歩数計」に新版とハローキティ版-タカラトミーアーツが発売

開発者の林さんと広報の有賀さん。画面には日本地図とキティが表示されている。

開発者の林さんと広報の有賀さん。画面には日本地図とキティが表示されている。

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タカラトミーアーツ(葛飾区立石3)は4月3日、「ポケットイン日本一周歩数計の旅」と「ポケットイン日本一周歩数計の旅HELLO KITTY」を発売した。

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 同商品は昨年4月の発売から7カ月で累計販売台数約7万個の大ヒットを記録した、日本一周の旅をバーチャル体験できる歩数計「日本一周歩数計の旅」の新バージョン。以前までは通常ベルトに付けないと計測できないものだったが、今回から3Dセンサーを搭載し、ポケットの中やかばんの中でも計測できるものとなった。

 同商品は、日本一周総距離18,850キロメートル(同社調べ)の1/1スケールのリアルな設定の下、全国各地の地名と名産、名所の地域情報を収録し、歩行するだけで歩数や歩行距離、経過日数に加え、現在地の地域情報も取得することができる。登録されている土地は1,256カ所あり、利用者が毎日使って楽しめる工夫も施した。

 ハローキティ版では、全16種類のキャラクターが県境を越えると「お出迎え」という形で登場するなどの工夫も。15キロメートル歩行するたびに「ヒッチハイクチャンス!」というイベント画面が登場する遊びの機能も搭載。ルーレットでそろった絵柄に合わせて10キロ、8キロ、6キロ、4キロ、ハズレの5種類いずれかの距離を加算することができる。日本一周した際には「シークレットキャラ」も登場するという。

 同社では、現在ジョギングやウオーキングに女性が積極的に参加し、ファッショナブルなウエアやグッズが登場するなど、周辺商品にも付加価値や工夫が求められている部分に注目。「運動で飽きることがあるが、多くのイベントでそれが解消できれば」と同社広報担当の有賀さん。

 商品開発のきっかけは、「健康面というところではなく、日本一周してみたいというロマンを簡単に実現できないかと考え始めたのがきっかけ」とeライフ企画営業部の林秀樹さん。「1日1万歩歩いたとしても日本一周するのには15年以上かかる計算。前シリーズを含めても日本1周を達成した人の報告はない。ぜひ日本1周の感想を聞きたい」と話し、自身は「まだ東京都からスタートして千葉県あたり。もっと努力しなければ」と笑う。

 通常版は白と黒の2色で、価格は3,990円。ハローキティ版はピンクと黒の2色。価格は4,179円。全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売場などで販売する。

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