「スペースインベーダーゲーム」が筐体型バンクに-タカラトミーが発売

「スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク」本体。小さな液晶ながら本格的なゲームが楽しめる。

「スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク」本体。小さな液晶ながら本格的なゲームが楽しめる。

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 タカラトミー(葛飾区立石5)は3月26日、筐体型貯金箱「スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク」を発売する。

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 同ゲームはタイトー(東京都渋谷区)が1978(昭和53)年に発売したもので、全国のゲームセンターや喫茶店で若者を中心にブームを起こし、全世界で26万台が稼働し社会現象にまで発展した。

 同商品はゲームの30周年を記念し、タカラトミーが筐体型貯金箱として商品化したもので、100円硬貨を投入すると実際のスペースインベーダーゲームが楽しめ、さらに100円硬貨を貯金できるもの。

 筐体は当時喫茶店などに設置されていた筐体の6分の1のサイズを精巧に再現し、100円硬貨を投入すると3機の砲台(プレーヤー)が用意される。ゲームは貯金箱内にあるコントロールパネルのボタンで操作し、当時日本中の喫茶店で聞かれたインベーダーを撃破する時のあの「音」も再現し、当時の懐かしさを思い出せる商品に仕上げた。

 貯金箱機能としては、100円硬貨を最大80枚まで貯金することが可能で、液晶画面に現在のコインボックス内の硬貨枚数を表示する。硬貨をコインボックスから取り出してしまうとカウンターはリセットされる。

 タカラトミー広報チームの山田さんは「タカラトミーの『人生銀行』シリーズで培ってきた技術とのコラボレーション。開発チームの『辛いことを遊びの力で楽しく』というテーマのひとつの形になった」と話す。

 さらに山田さんは「(わたしは)現役の世代ではなく、資料を見たり父母に聞いたことはあったが、(実際に見るのは)今回が初めて。非常にシンプルだが、とても難易度が高く、思わず時間を忘れてしまうことも。開発者の日本人が描く宇宙人の姿が『タコ』『イカ』『カニ』という部分もかわいらしくていい」と若い世代ならではのゲーム感を明かす。

 同商品は、ゲーム世代や実際に筐体を楽しんでいた20~40代をメーンターゲットに据え、年間5万個の販売を目指す。価格は5,775円で、全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売場などで販売する。

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