亀有のラーメン店が月替わりの「限定麺」-5月は「魚介黒つけ麺」

同店店長の白石悟さんと奥さん。2人とも来店客の特徴を覚えており、細かいサービスに定評がある。

同店店長の白石悟さんと奥さん。2人とも来店客の特徴を覚えており、細かいサービスに定評がある。

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 亀有のラーメン店「札幌ラーメンどさん子南口店」(葛飾区亀有3、TEL 03-3603-3363)は5月1日から、限定麺「魚介黒つけ麺」の提供を始める。

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 1971(昭和46年)に開店した同店は現在、二代目の白石悟さん兄弟と悟さんの妻が中心となって営業している。店内はカウンターテーブルを含めて26席で、客単価は約1,000円。メニューは、ラーメン以外にもつまみメニューなど約80種類以上をそろえ、多くの常連客が通う。

 開店当時からラーメン専門店ではなく、「ラーメン居酒屋として多くの客に利用してほしいと思って営業してきた。40年近くたってもそのスタイルは変えない」(兄の白石悟さん)と振り返る。

 開店当時からの常連客の要望に応えて3年ほど前から月替わりの「限定麺」を始めた。「常連客に愛されるサービスが必要と思った。父の代から代わったことのシンボルにもしたかった」(同)とサービス開始のきっかけを話す。

 1日から始まる限定麺は「魚介黒つけ麺」で、麺は新潟から取り寄せた特製のものを使用し、タレには丸鶏・げんこつとかつおをベースに、煮込んだ豚足のコラーゲン部分を使用したものを混ぜ合わせる。レモン片も一緒に盛り、「途中でスープに搾ると酸味が入り、別のスープとして麺を楽しめる」(同)などの工夫も凝らした。

 現在まで約40種類の「限定麺」を開発し、そのほとんどは同じものを作らないという。「ラーメン一本では飽きられてしまう。常連客だけでなく新規客にもラーメンの面白さを知ってほしい」と白石さん。さまざまな限定麺を提供していくうちに、来店客から要望やアドバイスを聞くこともあるという。「こうやって提案してくれるのは店として何よりうれしい」(同)とも。

 チェーン系のラーメン店でありながら、工夫を凝らすことで人気を集めている同店。「従来の営業では利用客も減り、ラーメン店としての未来はない。利用客の要望を聞きながら創意工夫することが求められている。今後も利用客に喜んでもらい、また会話できるようなラーメン居酒屋を目指していきたい」と話す。

 営業時間は18時~翌2時(休日前は翌3時)まで。木曜定休。限定麺は毎日15食まで。

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