タカラトミー、ロッテとコラボで「ガチャガム」発売-ボトルガムにエンタメ感

商品を手に持つ城﨑さん。アイデアについて聞くと「たとえばしょうゆ差しの中にもエンターテイメントはないか考えているほど、常に考えている」と笑う。

商品を手に持つ城﨑さん。アイデアについて聞くと「たとえばしょうゆ差しの中にもエンターテイメントはないか考えているほど、常に考えている」と笑う。

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 タカラトミー(葛飾区立石3)は5月28日、卓上サイズの粒ガムディスペンサー「ガチャガム」を発売した。

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 同商品は本体透明ドームに好みの粒ガムを詰め替えて、ダイヤルを回すと一粒ずつ取り出せる商品。サイズはオフィスでも使えるようにコンパクトサイズを目指し、ボトルガムの特徴である「捨て紙」を収納できる専用ポケットも用意する。またカスタマイズできるように着せ替え壁紙も同社ホームページで用意するなど、多様な工夫を施す。

 同商品はロッテ(新宿区)とのコラボレーションによるもので、本体透明ドームの他にロッテのボトルガムを直接ディスペンサーに差し込むことも可能。両社は同商品を通して今後のプロモーション活動や店頭販売を共同で行っていく予定。

 同商品を開発したライフ開発チームの城﨑(じょうさき)さんは「社内を見渡すとボトルガムを持っている人がとても多い。しかし、ボトルガムを食べる際にもう一工夫エンターテインメントを加えたかった」ときっかけを振り返る。

 通常商品開発にかかる期間は半年~8カ月かかるが、同商品は約2年かかった。理由は、ロッテとの度重なる検査による品質向上を目指したため。「キシリトールは合成保存料を使っていないデリケートな製品。湿気が入るのを防ぐのはもちろん、味の品質を落とさないことに注力した。自社の玩具基準も厳しく設定しているが、相手のブランドを損なうことなく楽しめるものを作ることも意識した」と開発エピソードも。

 商品開発については、「ニッチな部分ばかり目を向けてヒット商品を生み出そうとするのではなく、日常に使われて愛されているものをさらに伸ばす商品づくりをしていきたい」と城崎さん。

 カラーは6色展開で、価格は1,554円。全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、コンビニエンスストアで販売する。販売目標は年間10万個。

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