郷土と天文の博物館が日食特別番組上映-観客の要望に応え制作

上映は同館スタッフが制作したオリジナル作品。上映は50分間。

上映は同館スタッフが制作したオリジナル作品。上映は50分間。

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 葛飾区立郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3、TEL 03-3838-1101)で現在、特別企画番組「太陽が欠ける日~7月22日・日食が起きる」が上映されている。

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 今年の7月22日は日本のほぼすべての地域で部分日食が観測できる。鹿児島県のトカラ列島では日本の陸地では46年ぶりの皆既日食も観測できることから注目を集めている。同館学芸員の新井さんは「東京でも7割近くの太陽が隠れる近年にはない天文イベント」と話す。

 同番組のきっかけは、今年3月ごろから来館者の問い合わせが増加しているのを聞き、「次第に高まってきた日食への関心に応え、安全な観察方法を知ってもらうため」(同)に同番組制作に着手。同館学芸員らが1カ月をかけて完成させた。

 内容はトカラ諸島や東京で見える日食の姿を再現しながら、安全な日食の観測を解説。月の動きを正確にシミュレートした3DCGも織り込んだ。「地球から見る日食だけでなく、宇宙飛行士でしか見ることのできない世界を感じてほしい」(新井さん)とも。
 さらに新井さんは「日食の観測方法を間違えると失明してしまう場合もある。番組で予習して正しい観測を行ってほしい」と加える。「今後とも来館者の要望にあわせた番組を臨機応変に作っていきたい」とも。

 番組は50分で、上映は7月22日まで。プラネタリウム鑑賞料は大人=350円、小中学生=100円、幼児=50円(別途入館料が必要)。

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