葛飾エフエム放送(=かつしかFM、葛飾区立石5)が5月13日から、ユーストリームとの連動放送を開始する。
同局は1997年に開局。番組の約半分は生放送しており、地元葛飾を中心としたリポート中継などを通じてリスナーとのコミュニケーションを図っている。
同局は2006年8月からStickam(スティッカム)を利用し、一部生放送番組をネット配信していたが、品質の向上と難聴取地域への情報提供を目指しユーストリームに切り替える。
同局ディレクターの井上征彦さんは「生放送をネット配信することはスティッカムで試してきたが、今後はより安定した放送を目指すためユーストリームの変更を決定した」と話す。
ユーストリームの放送開始に伴い、同局サイトではツイッターの公式アカウントをトップページに表記し、より一層の番組認知拡大を狙う。「ラジオ同様、多くの情報を、ツイッターを通して発信していきたい」とも。
現在は著作権上の問題で、CMや音楽は放送できないが、夏をめどにサイマルラジオ放送の準備を進めている。井上さんは「東日本大震災後、ラジオの需要は非常に高まっている。自分の住んでいる地域の情報を細かく伝えるのが地域放送局の役目。正確な情報を伝えながら、ラジオを通して葛飾の魅力を伝えるラジオ局になっていきたい」と話す。