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葛飾の図書館で「街」の一コマ漫画展-多様性のある葛飾描く

自身の作品と並ぶかつしかさん

自身の作品と並ぶかつしかさん

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葛飾区立鎌倉図書館(葛飾区鎌倉2、TEL 03-3650-7741)で6月18日、「かつしかけいた かつしかの景展」が始まった。

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 同展は図書館内のフロアを使い新作10点を含む23点を展示。館内には作家、かつしかけいたさん(32)が葛飾区内をスケッチした作品が並ぶ。

 かつしかさんは主に葛飾区内の風景を写真で撮影し、イラストに起こす「一コマ漫画」作品を中心に活動中。作品の中には登場人物があり、子どもや高校生、老人など区内にいそうな人物が入る。かつしかさんは「その風景に似合っていて、繰り広げられそうな会話を想像して入れている」と話す。

 かつしかさんの描く風景は区内の観光地や駅前など少なく、住宅街や団地、空き地や土手沿いなど日常の風景が多い。風景選びについて、「葛飾区と言えば柴又や亀有、立石のような下町イメージの町並みを想像する人が多いが、そうでない場所のほうが多い。普段日常にあるめまぐるしいスピードで変化していく、マイナーな部分を切り取って発表していきたい」とも。

 同展を提案した同館の小池陽子さんは「図書館が推し進めている地域活性化サポートの一環として展示を提案した。葛飾で生まれ育った人ならではの目線で、誰にもまねができない世界をつくり上げている。今回は当館近隣を中心とした10点の新作も用意してくれた。作品に触れ、地域を知ってもらえれば」と話す。

 2011年から現在の作風で発表しているかつしかさんの作品数は現在80点ほど。今後については、「年内に100点の発表を目指していきたい。多くの場所で人の目に触れる機会も増やしていきたい」と意欲をにじませる。

 開館時間は9時~20時。7月24日まで。

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