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立石の清和小で児童が稲刈り体験 田植えから始まった米作り、収穫楽しむ

稲を刈る児童

稲を刈る児童

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 葛飾区立清和小学校(葛飾区立石6)で9月29日、稲刈りを体験する授業が行われた。

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 同小の校庭隅におよそ8平方メートルの田んぼがあり、5年生の児童56人が集合。稲刈り用ののこぎり鎌の使い方や、刈った後の稲の処理などについて説明を受けた後、児童たちはのこぎり鎌を手に交代で田んぼに入り、大きく成長した黄金色の稲を丁寧に刈り取った。

 初めはぎこちない手つきで恐る恐る刈っている児童が多かったが、すぐにコツをつかみ、2回目は迷いのない動作で「ザクッ」という音を立てて刈っていった。

 稲刈りをした児童は「コツをつかんだ。農家に向いているかも」「食べるのが楽しみ。しょうが焼きと一緒に食べたい」などの声が聞かれた。児童1人当たり約2株、全部で約80株の稲を刈り取った。

 稲刈りの体験授業をサポートしている農友の奥野瑛治郎さんは「普段食べている米が、自分たちでも一から作ることができるということを知ってもらい、米や農業に愛着をもってえれば」と期待を込める。

 同小では自分たちが食べている米がどのようにできるのか、食べ物の大切さを学ぶために授業の一環として米作りに取り組んでおり、田植えは5月に児童たち自らが行った。この日収穫した稲は、2週間程度乾燥させて10月18日に児童たちが脱穀した。その後、農家で精米してもらい、今後、給食として提供される予定となっている。

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