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柴又・寅さん記念館で「雪駄飛ばしコンテスト」 コロナの状況改善で再開

雪駄を飛ばす参加者

雪駄を飛ばす参加者

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 「葛飾柴又寅さん記念館」(葛飾区柴又6)で10月23日、「雪駄(せった)飛ばしコンテスト」が行われた。

飛ばした雪駄の距離を計測する運営スタッフ

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 映画「男はつらいよ」の主人公・寅さんこと車寅次郎のトレードマークでもある雪駄。同コンテストは、履いた雪駄を足の力で遠くに飛ばし、飛距離を競う。館内見学者ならその場で誰でも参加でき、この日は東京、埼玉、千葉、神奈川など関東近県から16人が参加した。男性部門・女性部門・子ども部門があり、今回、全部門中の最長距離を出したのは神奈川県から参加した女性で、記録は13メートル63センチだった。

 同コンテストは2014(平成26)年に始まった。毎月開催していた時期もあり、これまでの開催は50回を超えるという。今回の開催はコロナの状況もあり、昨年10月以来。同館スタッフの和田裕子さんは「人気のイベントなのでやっと再開できてうれしい」と話す。

 和田さんは「雪駄飛ばしは大人も子どももでき、大人には懐かしさを感じてもらえれば、という意図で企画した。雪駄は軽いので安全に開催できる」、同館スタッフの井上月乃(つきな)さんは「雪駄は飛ばす際にコントロールしにくく、張り切る人ほど飛ばなかったり、後ろに飛ばしてしまう人もいて、会場が笑いに包まれることもある」と笑顔で話す。

 江戸川区から訪れた参加者は「柴又帝釈天には家族で定期的に参拝に来る。その度に寅さん記念館を訪れているが、このコンテストに参加したのは初めて。うまく飛ばせず難しかったが、とても楽しかった。また参加したい」と感想を話していた。

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