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「葛飾区民結婚式」で2組の夫婦が晴れの日迎える 青木区長が立会人に

本下夫妻(左)と鈴木夫妻(右)、中央には立会人の青木区長

本下夫妻(左)と鈴木夫妻(右)、中央には立会人の青木区長

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 東京都美容生活衛生同業組合葛飾支部、葛飾北支部主催による「葛飾区民結婚式」が12月7日、テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で開催された。

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 区民結婚式は、青木克徳葛飾区長が立会人となり、さまざまな理由で結婚式が挙げられなかった夫婦に無償で結婚式の晴れ舞台を提供するもので、今年で7回目。今回は、鈴木雅司さん・祥子さん夫婦、本下義晃さん・麻衣さん夫婦の2組が晴れの日を迎えた。

 今年8月15日に入籍した鈴木さん夫婦は、雅司さんに離婚歴があり、祥子さんは未婚で1人の子を育てる母だった。2人はSNSを通じて出会ったが、離婚歴があるということで、当初、結婚には消極的だったという。しかし、雅司さんが患っている難病のことを祥子さんに伝えたところ、嫌がる素振りを見せずに聞いてくれた姿に結婚を決意。8月に雅司さんの病気が再発したこともあり、祥子さんは「結婚式はやらなくてもいい」と口にしていたものの、「本心ではしたいはず。一生で一度の思い出を残したい」との思いから、雅司さんが区民結婚式に応募した。

 2018(平成30)年4月4日に入籍した本下さん夫婦は、居酒屋の店長と客として出会う。店員と常連客の仲が良く、グループで交流するうちに交際がスタート。入籍から4カ月で長男が誕生し、金銭的な理由もあって結婚式を諦めていたが、2回目の応募で当選した。

 結婚式当日は、プロの美容師が2組のヘアメークと着付けを行い、カメラマンが撮影した写真を夫婦に贈った。主催した同組合は「結婚式での本格的なヘアメークや着付けの仕事の素晴らしさを広く知ってもらいたい」と開催の思いを語る。

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