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東京和晒が手拭いデザインコンテスト グランプリ受賞作品を販売

グランプリ受賞作品を持つ瀧澤一郎社長

グランプリ受賞作品を持つ瀧澤一郎社長

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 立石の老舗・繊維加工メーカー「東京和晒(わざらし)」(葛飾区立石4)が「第18回オリジナル手拭デザインコンテスト」でグランプリを受賞したデザインを商品化し、12月から販売している。

併設されている「東京和晒創造館」

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 同コンテストは、手拭いデザイナーの掘り起こしと新たな手拭いファンの創出を目的としており、昨年はコロナ禍でマスクのデザインを募集したが、今年は「2022年新年にふさわしい柄」をテーマにした手拭いデザインを募集した。プロアマ問わず応募があるといい、常連になると告知から1~2日で作品が送られてくるという。

 同社の瀧澤一郎社長は「絵が描けなければ作れないと思うかもしれないが、そんなことはない。モチーフを組み合わせればできてしまう。センスが問われるところはあるが難しくない」と言い、剣道などで使われる「必勝」と書かれた手拭いを例に出し、「文字を並べるだけでもデザインができる。フリー素材も豊富なので、レイアウトすればいいだけで誰にでもできると伝えたい」と参加を促す。

 今年のグランプリはyouさんの作品「千里のとらのこ」が受賞。サイユンチさんの作品「縁起物の行列」が東京和晒賞を受賞した。グランプリ受賞者には作品を手拭いにして20本を進呈し、同社での販売も行う。「東京和晒賞」の作品は無償で型紙を作り、進呈している。受賞作品については、「デザインのモチーフが適度に大きく構図が良い。手拭いのデザインについてよく分かっている」点が決め手になったという。

 来年以降について瀧澤社長は「今後も工夫して開催していきたい。コツがつかめれば次から次へと作品ができてしまう。グランプリを受賞し多く売れれば、それが評価にもつながる。優秀なデザイナーと出会いたい」と意気込む。

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