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葛飾の「リキフーヅ」が新ブランド 北海道産の高級豚肉取り扱う

「MAISON SAKURACO」のパッケージを持つ榮野川さくら子社長

「MAISON SAKURACO」のパッケージを持つ榮野川さくら子社長

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 食肉卸販売業を営む「リキフーヅ」(葛飾区青戸8)が4月26日、高級豚肉を販売する新ブランド「MAISON SAKURACO」を創設、ECサイトをオープンした。

毎週土曜日は工場直売「リキの市」

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 同社は1921(大正10)年、荒井熊吉さんが創業し葛飾で103年続く。2代目の荒井力男さんが1980(昭和55)年にホルモン事業を中心としたリキフーヅを設立。力男さんの急逝で2014(平成26)年に息子の荒井太郎さんが社長に就き、移動販売事業や飲食事業に着手した。

 2020年、太郎さんの妹の榮野川(えのかわ)さくら子さんが4代目として社長就任。飲食店やホテル、学校給食などへの食肉卸売業を行うほか、現在は毎週土曜に工場直売「リキの市」、金曜に工場前でホルモン焼きのテイクアウト「鉄板リキ」を行い販売にも力を入れている。

 同サイトでは「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」や「エルパソ豚牧場」(北海道幕別町)の「どろぶた」などの高級豚肉を販売する。しゃぶしゃぶセットや豚レバーペースト、ソーセージ、サラミ、煮込みハンバーグなども取り扱う。

 榮野川さんは「生産者の思いを丁寧にきちんと伝え、価値ある食材である豚肉を大切に販売したいと父の誕生日に、新ブランド『MAISON SAKURACO』のサイトをオープンした。生産者の思いに共感してもらえる人に、肉の価値を伝える伝道師になりたい。消費者の皆さんに商品だけでなく、生産者の思いも届けたい。消費者と生産者をつなぐ橋渡し役を目指していく」と話す。

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