京成立石駅地下通路で5月27日、京成立石駅地下通路開通プレイベント「立石音楽祭」が開かれる。主催は立石商店連合会。
同通路は、京成押上線(四ツ木駅~青砥駅間)連続立体交差事業の一環で、京成立石駅を高架化するため閉鎖されており、駅の南北を横断するには踏切を利用するしかなかった。
今回、住民の通行の利便性を考え、5月31日10時に新たな地下通路が開通する。地下通路は歩行者、自転車の通行が可能で、以前よりも広く、天井も高く、LEDライトを使っている。
同連合会の細谷政男さんは「高架化の工事が始まり、地下通路がなくなり、とても不便だった。以前、『立石フェスタ』で、この地下通路で演奏したことがあったが、音も雰囲気も良く好評だったので、今回プレイベントとして企画した」と言い、「京成電鉄や高架化工事に関わる建設会社、葛飾区などさまざまな人の協力があり実現できる。感謝しかない」と話す。
同音楽祭は、「立石ぴいこ音楽祭」実行委員会がバックアップ。田島達也トリオ、港守篤さん、中村賢一さん、木根川ホットバンド、アイレスの5組が出演するほか、葛飾の歴史に詳しい「町と文化と歴史をひもとく会」の石戸暉久代表が「立石駅今昔物語」と題したトークイベントも開く。
「高架化工事が進めば、この地下通路も再びなくなってしまうが、地域住民の生活は一時的にでも便利になる。ぜひプレイベントに参加してもらい立石を盛り上げ、地下通路を活用してほしい」と細谷さんは呼びかける。
開催時間は14時~17時。先着順で定員50人。出入り口は北側のみ。入場無料。