葛飾・立石の「五方山 熊野神社」(葛飾区立石8)で9月16日、「熊野祭(まつり)」が始まり、25日にはトークイベント「馬がいる熊野神社でターザン山本と競馬談義」が行われる。
熊野神社の敷地内でポニーとふれあう千島宮司とターザン山本さん
同神社は関東で唯一、陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明にゆかりがある神社として知られ、創建1023年になる。神馬のポニーがいることでも有名で、都内で神馬がいるのは神田明神(千代田区)と同神社のみ。
16日は同神社の祭礼日であり、最も重要な祭典である「例大祭」が行われた。26日が、安倍晴明の命日であることから、16日~26日の11日間を「熊野祭」とし、連日、行事を行っている。
同神社と競馬とのつながりについて、千島俊司宮司は、祖父が競馬の調教師、父が騎手という馬に囲まれた環境に育ち、自身はJRA職員として乗馬の調教や普及、騎手の育成指導に携わってきた異色の経歴を持つ。「神社には多くの競馬関係者が必勝祈願や厄よけなどに訪れる」と話す。
立石在住のターザン山本さんは雑誌「週刊プロレス」の元カリスマ編集長で、同神社の崇敬者でもある。無類の競馬好きとしても知られるターザン山本さんが連載する競馬誌の企画に千島宮司が呼ばれたことをきっかけに親交を深め、今回のイベントが実現した。
千島宮司は「競馬とつながりのある立石の総鎮守とターザン山本さんとのコラボが実現する。当日は2人で、ジョッキーや牧場、競走馬、秋競馬のことなどを話す予定だが、あまり表に出ない興味深い話も出てくると思う」と話す。
ターザン山本さんは「競馬が好きでたまらない。半世紀以上、週末に競馬をやっている。競馬好きの生き様をぶつけて話したい。たくさんの人に来場してほしい」と呼びかける。
18時開演。入場無料。