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西亀有「うどん五葵」がうどん粉のクレープ販売 10周年で新たな試み

店主の戸部計人さん(右)とクレープ担当スタッフ

店主の戸部計人さん(右)とクレープ担当スタッフ

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 葛飾・西亀有のうどん専門店「うどん五葵(いつき)」(葛飾区西亀有3)がうどん粉を使ったクレープの販売を始めて、10月21日で1カ月がたった。

「うどん五葵」吉田のうどんのうどん粉を使ったクレープ

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 同店は店主の戸部計人さんが、山梨県富士吉田市の名物で「日本一硬い」と言われる「吉田のうどん」と讃岐うどん両方を楽しめる店をコンセプトに、2013(平成25)年10月にオープン。今年で10周年を迎えた。

 戸部さんは節目の年に新たな試みとして、3月に吉田のうどんの自動販売機を店頭に設置。「地域の食に別の形でも貢献したい」という思いから、うどん粉を使ったクレープの販売も考案した。9月初旬にプレオープンし、毎週土曜・日曜の夕方、店前の駐車場に構えたキッチンカーで販売を行い、9月21日に正式オープンした。

 クレープ生地には、吉田のうどんと同じうどん粉を使う。「強力粉に近い粉なので、一般的なクレープ生地にはない歯ごたえが魅力」という戸部さん。販売開始から1カ月たった手応えについて、「独特の食感がクレープに合うと好評。うどんを食べた後のデザートとしても楽しめる。現在は土日の夕方のみの営業だが、平日や昼間もやってほしいという要望もあり、うれしい」と話す。

 一番人気は「チョコバナナクレープ」(520円)。戸部さんは「メニューはまだ試行錯誤の最中。いずれはうどん屋の名物である馬肉のしぐれ煮を使ったメニューを考えたい」とラインアップ拡大に意欲を見せる。

 今後の展開については、「移動販売ができるキッチンカーなので、地域の祭りなどにも出店していきたい。地域の方から、うどんを食べにいらっしゃる遠方の方まで、いろいろな方に食べてもらえれば。吉田のうどんのうどん粉ならではの風味を楽しんでほしい」と呼びかける。

 クレープ販売は、土曜=18時~20時、日曜=17時30分~20時。

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