亀有にある子どもフォーマル服のネット専業ショップ「KAJIN」(葛飾区亀有3)が11月25日、「リアル交流会」を開いた。
2001年創業で、子どものフォーマル服をネット販売する同社。現在は、楽天やヤフー、Amazonなどでもショップを展開する。17人いる従業員のほとんどは地元出身の主婦。林志英社長も中学生と小学生の娘を持つ2児の母で、「自分の夢でもあったが、子どもたちに華やかな服を着る夢をかなえたかった」と会社設立のきっかけを話す。
交流会開催のきっかけについては、「普段はネット専業なので実際に触れて体感する機会がない。今回のようにスタッフと顧客、母親同士・女性同士が交流することによって、さらなる発展の場にしたいと思っていた」と話す。
1回目の交流会には、合わせて5人の母親と子どもが出席。地元亀有地区の主婦がほとんどだったが、中にはショップのメールマガジンを見て参加する主婦の姿もあった。
当日は、子ども用ドレスなどの試着会のほか、中学から留学した後に日本で起業した林社長の実体験を基にした起業セミナーなども開催。中央区から参加した主婦の小林智(さとい)さんは「前から娘の受験やパーティーなどに使える小物を購入していて気になっていた店。今回、ネット起業に興味があり参加してみた。今後も、林さんのもっと突っ込んだ体験を聞けたり相談などができれば、ぜひ参加してみたい」と話す。「子どもたちも(ドレスを着て)撮影してもらいとても喜んでいる」とも。
林社長は「本来なら10人程度の参加を呼びかけ募集していたが、途中で子どもの容態の変化で参加できなかった人がいたのは残念。今回の会をきっかけとして、できれば毎月交流の場を設けて、実際のユーザーの意見を取り入れたい」と次回への抱負を語った。