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葛飾の高校が春高バレー初戦突破-「スター不要、つながるバレー」モットーに

練習中の選手たちに囲まれる大田監督。生徒たちの信頼の厚さが伺える。

練習中の選手たちに囲まれる大田監督。生徒たちの信頼の厚さが伺える。

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 葛飾区にある共栄学園(葛飾区お花茶屋2)が1月6日、「第66回全日本バレーボール高校選手権大会」で新潟県代表の長岡商業(新潟県)を2-0で下し3回戦へ進んだ。

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 同校は春高バレーの常連校で、41回の全国大会の経験のある学校。多くのバレーボール選手も輩出しており、バレーボール全日本代表の益子直美さんをはじめ、現役のバレーボール・ビーチバレー選手が活躍している。

 同校のバレーボール部を率いるのは太田豊彦さん(56)。太田さんは東京都の生まれで、現役選手引退後は同校のコーチとして活躍。監督になってから24年目で、益子さんも指導した経験がある。現在は同校のバレー部を率いながら、選抜チームのコーディネーターなど学校を問わず後進の育成に努めている。

 現在同校のバレーボールチームは21人。現在は1・2年生を中心とした編成で、スピードと高さが特徴。大田さんは「今年の選手は明るい選手が多い。今まで400人の教え子を指導してきた。中には若いころに指導していた選手の子どもが、また自分の選手として戻ってくることもある」と笑う。

 一流選手を育て上げてきた太田さんだが、バレーボールについて、「バレーボールは全員で行うつながる球技。一人がボールを持っている時間はとても短く、つながることで攻撃・防御を行う。バレーボールはチームメートの気持ちを疎通することで成り立つ球技」と話す。

 さらに、「野球やバスケットボール、サッカーなどは突破するスター選手が必須。益子(選手)も当時からスター選手だったが、彼女をしっかりフォローする選手がいたからスターとして輝けた。しかしスター不在でも十分強いチームをつくることができるのもバレーボール。今まで心とボールをつなげるように指導してきた結果が今のチームづくりの礎となった」と話す。

 次の試合は7日12時10分から高知中央(高知)と対戦予定。

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