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立石で「北口地区再開発174日間の記録」写真展 再び皆が集まる機会に

主催のかまたきえさん(京成立石駅北口地区の再開発エリア前で)

主催のかまたきえさん(京成立石駅北口地区の再開発エリア前で)

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 「北口地区再開発174日間の記録~京成立石駅写真展」が4月26日~29日の4日間、葛飾・立石の「studio *(アスタリスク)」(葛飾区立石7)で開かれる。

「北口地区再開発174日間の記録~京成立石駅写真展」ポスター

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 京成立石駅北口地区は再開発のため、バーやスナックが軒を連ね、約70年にわたり地元住民や酒場ファンから愛されてきた北口裏路地の「呑(の)んべ横丁」を含むエリア一帯の解体工事が2023年夏に始まり、現在は更地になり、仮囲いで覆われている状態が続いている。

 主催するのは、呑んべ横丁のスナックの常連だった写真家・かまたきえさん。「いつも通り、スナックに行くと、『あと174日でここも取り壊しが始まる』と聞かされ、写真集制作の企画を発案した。その後、およそ2年がたち、『北口が更地で寂しくなり、再びみんなで集まれる機会を作りたい』という思いが高まった」と写真展開催のきっかけを振り返る。

 同展のタイトルにある「174日」は、かまたさんがスナックで解体の話を聞いた日から、解体が始まるまでの日数を意味する。スナックの常連客を中心に、企画に賛同した14人にインスタントカメラを渡し、それぞれが思い思いに撮影した解体工事が始まるまでの174日間の写真を展示。同時に写真集も販売する。

 かまたさんは「北口にあったものを何とかして残したい一心で、写真展開催、写真集発売までたどり着けた。文化的にも記録として残さなければいけないもの。将来、子どもたちにも写真集を見てもらい、この北口がどのような場所だったか、その歴史を伝えていければ」と立石への思いを話す。

 開催時間は13時~21時(最終日は19時まで)。入場料は500円。写真集は1,000円(写真展会場で販売し、その後はウェブサイトで販売予定)。最終日の17時からは、アコースティックライブを行う。

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