![日本酒の説明をする梅乃宿酒造の2人とイベント参加者](https://images.keizai.biz/katsushika_keizai/headline/1371623295_photo.jpg)
京成線高砂駅に近い「居酒屋うみぼうず」(葛飾区高砂5)で6月17日、「第2回地酒を愛する会 奈良梅乃宿酒造編」が開催された。
利き酒師の店主・田中隆二さんが営む同店。元鮮魚店で働いていた経験から鮮魚を中心に提供するフードメニューが中心で、客単価は3,500円前後。地元を中心に40~50代の利用が中心。田中さん自ら選んだ日本酒を60種類以上用意している。
イベントは、姉妹店の「sakura-gi(さくらぎ)」(東金町1)と共同で開くもので、2回目。毎回一つの酒造メーカーの関係者を招き、酒蔵の日本酒造りについて話を聞きながら同店の料理を楽しむ。今回は常連客を中心に呼び掛け、当日は満席となる18人が集まった。
今回のイベントは「梅乃宿酒造」(奈良県葛城市)の日本酒をメーンとしたもので、吟醸・大吟醸や今年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した銘柄など8種類を披露。田中さんは「多くの人が日本酒と料理の相性を楽しんでもらえれば。日本酒を楽しみながら、その蔵の人の話を聞きたいという思いが今回のきっかけ」と話す。
イベントに参加した区内在住の柳あかねさん(27)は「父に勧められて飲むにつれ日本酒の魅力を知った。今回のイベントはとても参考になって楽しかった。今後もこのようなイベントに友達を誘って行ってみたい」と話す。
今回のイベントを企画・運営した梅乃宿酒造の小山恵莉子さんは「通常は酒販店や卸業者などとの取引が中心だが、今回は実際のユーザーに会えてとても参考になった。今回参加の皆さんの皆さんは辛口好きの方が多かった。酒蔵は今年で121年目。ユーザーとの交流を深めながら『日本酒はおじさんの飲み物』というイメージを払拭(ふっしょく)したい」と話す。