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「かつしか郷土かるた」小学生地区競技大会、全区競技大会に向け開催

競技大会の様子

競技大会の様子

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 新宿(にいじゅく)小学校(葛飾区新宿2)で1月17日、「かつしか郷土かるた」大会の地区競技大会が行われた。

札を読み上げる渡邉さなえさん

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 「葛飾教育の日」の学校公開に合わせて行われた同大会。同区にゆかりのあるものを読み札・絵札にした「かつしか郷土かるた」は2012年に誕生した区オリジナル。学校の郷土学習では、地域への理解を深める題材としても使われている。同校では3年生と4年生の授業の一環で、同大会が行われた。

 当日は新宿地区委員会の運営・進行の下、競技大会用のルールにのっとった対戦が行われた。1チーム3人(または2人)で組み、2回対戦して、チームごとのかるたの総計によって勝敗が決まる。

 初めに委員からルール説明があった後、試合開始。委員の札を読む声と、目の前にあるかるたに集中する児童らは、みな真剣そのもの。枚数が少なくなるにつれ、喜びや悔しさも声や表情に口を突いて出てくる場面も。試合中、何か問題が起きると審判に判断を委ねるなど、競技者としての作法も心得ている様子。札が残り2枚になるとリーダー対決となり、どちらか1枚取った方が2枚獲得できる。見守る保護者や審判員も、会場に包まれる緊迫した空気と一体となり一瞬の熱戦に手に汗握る。

 上位3チームには同委員会会長から記念品が、参加者全員にはノートとストラップが進呈された。各地区の委員会によって開催方法は異なるが、同日は他の地区でも大会が開催されており、地区ごとに全区競技大会への選抜メンバーが選ばれた。今年で2回目となる「全区競技大会」は2月に開催され、今年は約10地区から出場の予定。

 同委員会のメンバーで、かるたの読み手も担当した渡邉さなえさんは「葛飾区の歴史、風土、偉人は短歌の中にある。競技にもなっているので子どもは両面で勉強できる。今日は楽しくできて、保護者も教室いっぱいに集まり、ありがたい」と話す。

 全区競技大会は2月28日10時~12時、同区郷土と天文の博物館で開催予定。

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