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葛飾のメタルバンド「オリンポス16闘神」 農家に社歌を提供

オリンポス16闘神「小松菜伐採」

オリンポス16闘神「小松菜伐採」

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 新小岩のハードコアミクスチャーバンド「オリンポス16闘神」(葛飾区新小岩3)が1月14日、千葉の農家「ベジフルファーム」へメタルの社歌「小松菜伐採」を提供し、同社が承認した。

小松菜の栽培にいそしむマモルさん

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 農家の社歌に爆音のメタルが承認された理由は、同バンドのギター兼代表理事のマモルさんが農業法人の役員として経営参画しているという「大人の事情」に起因する。

 マモルさんは「農業界の課題は『良い物を作れば、誰かが見つけて買ってくれる』という生産者の概念。そのことで生産者が適切に価格決定権を持ち、農業界の発展に寄与すると考えている」と真剣な表情を浮かべる。今回、ブランディングの一環として社歌を作り、販売することを考えた。

 同曲は朝礼と昼休憩に「爆音」と共に歌われ、従業員からは「聞く分には評判は良いが、歌う分には世界一歌いづらい社歌だ」という声が上がっている。同社では、農産物にチャイコフスキーを聞かせると甘味が増すという話を受け、現在生産中の小松菜に同曲を爆音で浴びせた「メタル小松菜」の生産テスト中で、鉄分の増加に期待を寄せているという。

 マモルさんは、「日本の農業技術は世界でもトップレベルで、むしろ関税が無くなるのなら海外に輸出すればいい、国際競争力を持ち、自由競争原理に基づく農業を行うべき」と話す。「この曲は日本農業の高い技術と、それに対する思いや生産者のマインドを封入した至極の一曲。この曲と共に、ブランドと日本農業普及をさせるべく啓発する」と熱弁を振るう。

 同区では「葛飾元気野菜」と称した農業支援として、主に「小松菜」の栽培に力を入れている。マモルさんは「小松菜発祥とも言われる葛飾江戸川エリアの方々には、さらなる小松菜の啓発、ブランディングを行っていただければ」と小松菜の栽培にエールを送る。

 同曲はiTunesで販売する。価格は200円。

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