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立石に焼き肉食材店「ふじた」 仲卸が初の小売り店、「おうち焼き肉」需要狙う

左から藤田陸さん、店主の藤田修さん、おでん二毛作スタッフの當摩隼佑さん

左から藤田陸さん、店主の藤田修さん、おでん二毛作スタッフの當摩隼佑さん

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 焼き肉食材専門店「ふじた」(葛飾区立石1)が9月16日、立石・仲見世商店街にオープンした。

立石「ふじた」新鮮な肉、ホルモンが並ぶショーケース

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 同店を営む藤田(墨田区)は、焼き肉店などに肉を卸す食肉卸売業者として事業を展開しており、小売りの焼き肉食材店の経営は今回が初となる。

 店舗面積は約12平方メートル。ショーケースには焼き肉専用の部位が並ぶ。店頭にはその日のホルモンメニューを記した黒板を掲出。ホルモンの各部位のほか、「牛レバー」(100グラム480円)や「極上ハラミ」(同950円)」が人気だという。精肉を切り出すのは店主・藤田修さん自ら行う。

 オープンのきっかけについて、藤田さんは「コロナ禍で『おうち焼き肉』のニーズが増えたことが大きい。卸売業者ならではの肉の新鮮さと価格が売りなので、食べてもらえば違いが分かってもらえるはず。自宅での焼き肉シーンの充実を図りたい」と話す。

 出店にあたっては、「おでん二毛作」(立石1)店主の日高寿博さんがサポートし、仲見世商店街の角地という場所も紹介した。藤田さんと日高さんは高校時代の野球部の先輩後輩にあたり、現在、同店では二毛作のスタッフである當摩隼佑さんも助っ人として店頭に立つ。

 オープンに際し、インスタグラムを始め、長男の陸さんが運用を担当する。大学生の陸さんは、父の手伝いで店頭に立つこともあるという。「今はとにかく立石の人に知ってもらうことを目指したい。外出に気を付けなければならない時代、『おうち焼き肉』をもっと楽しんでもらえるよう、心から喜んでもらえるサービスを提供していきたい」と藤田さん親子は展望を話す。

 営業時間は12時~19時。月曜定休。

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