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金町の飲食店が「レペゼン金町」Tシャツ販売 売上金で地元の学校に楽器寄付

「レペゼン金町」発起人の菊永健吾さん(右)とイベントスタッフ

「レペゼン金町」発起人の菊永健吾さん(右)とイベントスタッフ

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 葛飾・金町の活性化を目指す約100の飲食店が7月15日、「レペゼン金町Tシャツ」の販売を始めた。

「レペゼン金町Tシャツ」を着る菊永さん

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 レペゼン金町は2015(平成27)年、地元飲食店店主らが始めた有志グループ。同企画は、2010(平成22)年にバー「スマイルライフ」(葛飾区東金町1)が常連客向けに、「金町を代表する」という意味で「レペゼン金町」の名前を入れたTシャツを製作し、販売したことが発端。2015(平成27)年に再発売することになり、それ以来、売上金で地元の学校に楽器を寄付しており、今年で7回目となる。

 同店店主で企画の発起人である菊永健吾さんは「最初に販売したときは100枚ほどの売り上げがあった。再発売のときに売り上げの利益を地域に役立てられないかとみんなで考えた」と企画の経緯を話す。

 当初は地域活性化を目的としたイベントの運営費などに充てることを目指したが、地域の学校に音楽の授業で使う楽器がないことを聞きつけ、Tシャツ販売の利益を金町周辺の学校に寄付し始めたという。寄付額は6年間で290万円以上に上り、これまで和太鼓やリコーダー、木琴などを寄付した。

 菊永さんの思いは金町の飲食店に共感を生み、2015年は30店ほどだった協力店も、今年は100店を上回る勢いで増え、地域ぐるみの活動となっている。

 菊永さんは「Tシャツを作り、子どもたちに楽器を贈るだけでなく、近年希薄になってしまった店同士のつながりを取り戻すきっかけになってきた。当店はオープンして20年近くたち中堅の域になってきたが、今後は老舗や若い店など、それぞれの世代と連携が取れる仕組みを作っていければ」と意気込む。

 Tシャツは1枚3,000円、同時に販売する手ぬぐい1枚1,500円。商品はレペゼン金町のポスター掲載店とネットで8月31日まで販売している。

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