葛飾区立花の木小学校(葛飾区南水元3)で10月14日、講演会「みんな知ってる?LGBTQのこと」が開かれた。主催は同校PTA。
「性別にとらわれず『自分らしく』生きるために」というテーマで行われた同講演会。講師は、自身もトランスジェンダーの子どもを持つ親でもあり、「ちばLGBTQフレンズ」代表の沼倉智美さんが務めた。会場には同小の保護者や近隣中学校の児童、近隣住民が集まったほか、オンラインでも配信した。
「世間にも知ってもらい理解を得ることが必要」という思いから、自身で団体を立ち上げ活動している沼倉さん。自身の経験を踏まえ、子どもの成長とともに葛藤してきたことや、その時の子どもの状況、親が認めてあげることの大切さなどについて語り、「誰もが性別にとらわれずに生きてほしい。親の理解は子どもの安心の土台」と呼びかけた。
講演会終了後、希望者による交流会を開催。参加した40代女性は「このような講演会がPTA主催で行われたのは、とても良かった。LGBTQについての理解が深まった」と話し、PTAの松島雄一会長は「開催について保護者の協力を得ることができ感謝している。子どもたちが笑顔になる瞬間を見ることができるよう頑張っていきたい」と話す。