葛飾・白鳥の「葛飾区郷土と天文の博物館」(葛飾区白鳥3)で11月3日、「博物館まつり」が開かれ、同館新キャラクターの名前が発表された。
「葛飾区郷土と天文の博物館」キャラクター名は「ギョギョシくん」
7月に行われた企画展「浮世絵に描かれたかつしか」で展示された同館収蔵資料の浮世絵「ほり切の里花菖蒲(ショウブ)」(三代歌川広重作)の中で描かれた鳥が葛飾区のような低湿地帯の環境を好む「オオヨシキリ」といわれており、この鳥をモチーフにしてキャラクターをデザインしたが、名前が決まっていなかったため、会期中、名前を募集した。
応募総数は約500件。その中から、オオヨシキリの鳴き声が特徴的で「ギョギョシ」と聞こえることから、新キャラクターの名前は「ギョギョシくん」に決まった。
これまで、同館プラネタリウムのキャラクター「ドームくん」など、個別のキャラクターは存在したが、同館の戸上忠明館長は「博物館の事業やイベントを周知してもらう同館全体のキャラクターとして、『ギョギョシくん』を中心に、これまでの個別のキャラクターを交えて、親しみやすさを出してPRに使っていきたい。ユーチューブなどでも発信できたら」と話す。「地域の人たちに博物館からさまざまな情報を吸収してもらい、郷土愛を育んでもらいたい」とも。