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「みとり」をテーマにした講演会開催-地域での「介護」を考える

いのちつぐ「みとりびと」場内

いのちつぐ「みとりびと」場内

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 訪問看護ステーションはーと(葛飾区東金町1)が中心となる「看(み)ます。生きます。この街で。プロジェクト」は12月21日、市民講座「いのちつぐ みとりびと」を開催した。

当日の様子

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 内容は、「最期」の時を笑顔で送るために必要なこと、などについて。「みとり」の場面を多く撮影するフォトジャーナリスト・國森康弘さんの講演が行われ、会場となった「東京マリアージュ」(足立区)に、20代~70代、およそ250名の来場者が集まり、命を考えるプロジェクトへの関心の高さがうかがえた。

 講演後、同会場のロビーでは國森さんが著書の購入者へサプライズでサインを行う場面も。また「ホームホスピスはーとの家」(東金町2)の利用者が製作したアート石鹸も飛ぶように売れた。

 市民講座では「地域包括ケアシステム」についても解説。介護は「家族で行う」から「地域で行う」時代へと変化し、「温かいみとりが温かい地域を作っていく」という考えから、みとられる家族もケアの対象とし、関わる人間がみんなで繋いでいくシステム、というもの。実際に同システムでみとりを行った家族のドキュメンタリー映像では「ケアマネージャーにとにかく感謝を伝えたい」という言葉も。

同プロジェクトの中心メンバーの木戸恵子さんは「医療者・介護者・福祉者など、ケアに関わるすべての人に広く門戸を開いている同プロジェクト。同講演はまだまだ始まりでしかなく、今後も介護の辛さを抱える人の力になりたいと」話す。

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