金町の酒販店「SAKEOH 酒逢（さけおう）」（葛飾区金町3、TEL 03-5876-6595）で5月24日・25日、試飲イベント「地味旨酒」が開かれる。

　ほぼ毎月、テーマを設けた試飲会を開いている同店。今回は「地味旨酒」と名打ち、今流行りの華やかな日本酒とは一線を画した「地味だけど旨い」日本酒を集める。

　地味旨酒とは、利き酒師である店主の松本公輔さんの造語。通常の試飲会では、香りが華やかな大吟醸酒や、軽快な味わいで飲みやすい生酒や本醸造酒が好まれる傾向があるという。

　今回のテーマの代表と位置付けるのは岐阜の「榮一」。「熱燗（かん）でも冷やでも楽しめて何度でも飲みたくなる酒」と松本さんも惚れ込んだ。

　松本さんは「華やか系の酒がEXILEだとすると、地味旨酒は中島みゆき。華やかさ・インパクトは無いが食中酒としては抜群の地味旨酒の魅力を、試飲会で伝えたい」と話す。

　今回初めて酒燗器も用意。神奈川の「昇龍蓬莱」など、温めることで真価を発揮する「燗上がり」の酒も用意する。「常温だと酸味が強く飲みにくいものでも、温めることで驚くほど味が変化する。普段地味な女子が眼鏡を外すと美人というような衝撃」とも。

　開催時間は13時～17時。参加料は500円。詳しくはホームページで確認できる。