葛飾税務署で8月19日、小中学生を対象とした「夏休み税金教室」が開かれた。主催は葛飾租税教育推進協議会。
同イベントは夏休みの恒例イベントで、「次代を担う子どもたちに、税の意義や役割、税を通じて成り立つさまざまな社会の仕組みを正しく理解してもらう」ことを目的として、毎年、区内の小中学生を中心に多くの児童が参加している。
午前の小学生の部では、東京税理士会葛飾支部と葛飾法人会の会員が講師となり、税の授業と確定申告の疑似体験ができる「税金かるた」を行った。税金かるたは、3~4人のグループに分かれ、一人一人の前に同じ取り札を並べ、講師が読み札を読み上げて、早く札を取った順に、より多くの賞金がもらえるルール。
獲得した賞金の額に応じて、確定申告書を作成。作成方法が分からなければ税理士ブースで現役の税理士がサポートする。確定申告書は税務署ブースに提出し、納付書をもらって銀行ブースで税金を支払う。納付書は実際のものが使われた。
午後の中学生の部では、東京税理士会葛飾支部の会員が講師となり、「税金クイズ」を行った。税金クイズで獲得した賞金を元に、美容室開業のシミュレーションを行いながら、確定申告や税金納付の疑似体験を行った。美容室の開業場所や広告・宣伝の手段、売り上げと経費の集計などを考えながら、実際のビジネスを元にして行われた。
最後に、参加者全員に普段は入れない署長室で、倉地孝之葛飾税務署長から修了証が手渡された。参加した小学生は「普段、経験できない体験ができ、楽しみながら学べた。支払った税金がいろいろなところで使われていることが分かった」と感想を述べた。
倉地署長は「小中学生それぞれに合った内容になるよう工夫して、税を学んでもらった。参加者全員が楽しく学習してくれうれしく思う。税金は社会に不可欠なものなので、これを機に、もっと税金を身近に感じてもらえれば」と期待を込める。