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青戸の寺院でハーモニカ演奏会 地域に開かれたコミュニティー目指す

本堂がステージ(過去の演奏会のより)

本堂がステージ(過去の演奏会のより)

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 青砥やくじん延命寺(青戸8)本堂で4月12日、「ご近所で楽しむ音楽会 『懐かしい。新しい。楽しいハーモニカ』」が開催される。主催はNPO法人「芸術文化ワークス」。

ハーモニカ奏者、髙橋早都子さん

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 同イベントは、葛飾青砥やくじん延命寺劇場プロジェクト「ご近所で楽しむ音楽会シリーズ~演奏とお話~」の第30回。

 同寺は、古くから境内の舞台で芸事が行われたり、植木市が開かれたりと、地域の人々が集う開かれた場所だったことから、現代に復活させようと2001年に同法人が提案した企画「町にアーツを~劇場プロジェクト」に同寺が賛同。以来、年に2回、音楽会を行っている。

 これまでにも、琴、フルートとファゴット、二胡、尺八、ジャズなど、さまざまな演奏会を開いてきた。特長は、ホールとは異なる「寺」独特の雰囲気。本堂で開くため、演奏者と観客の距離が近く、息づかいまで感じられる。当日は、楽器や楽曲にまつわる演奏者のトークも楽しめる。

 14年目に当たる今回は、ハーモニカ奏者の髙橋早都子さんを招く。日本を代表するハーモニカ奏者という髙橋さんは、間中勘さんの演奏する「荒城の月」に感銘を受け、小学校1年生でハーモニカの道に入った。1995年には「国際ハーモニカチャンピオンシップス」福音ソロ部門において、史上最年少で優勝。2005年、「トッパンホール」にて初ソロリサイタルを開き、2006年、ウィーン岐阜管弦楽団と共演。現在は2児の母として、ハーモニカの演奏会や後進の指導を行っている。

 同イベントの見どころについて、同法人の鈴木英生さんは「ハーモニカは学校で習うものという印象があるが、プロが演奏するハーモニカは、全く異なるもの。学校の「道具」が「楽器」になる演奏法や音色の素晴らしさをぜひ味わってほしい」と話す。

 「マイクなしで演奏するのに、本堂はちょうどいい広さ。楽器の持つ生の音、アコースティックな音色や響きを楽しんでほしい」とも。

 13時30分開場、14時開演。入場料は、大人=1,000円、18歳以下=500円。申し込みは、NPO法人芸術文化ワークス(TEL 050-5580-8663)まで。

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