葛飾区内の公園情報を紹介しているウェブサイト「こちら葛飾区公園情報紹介所」が公開から4カ月で、紹介した公園の数100カ所に達した。

土俵跡があり歴史を感じる「亀四第二児童遊園」

　1月に開設した同サイト制作者の菊池和貴さんは墨田区出身。10年前に亀有に転居したことがきっかけで葛飾に大きな魅力を感じ、自分のできることで地域を盛り上げる活動ができないかと考え、葛飾区内の公園情報サイトを立ち上げた。

　幼い子どもと公園に遊びに行く機会が多い菊池さんは「ネットで検索しても、公園の詳しい情報がなかなか出てこない」と話す。そこで子どもを連れて自ら公園を巡り、多いときは1日20カ所の公園を訪れ情報を収集している。

　「パパ・ママ目線で作った」という同サイトは、住宅街の小さな公園から大きな公園まで網羅。遊具の種類で探す、トイレにオムツ台があるか、ボール遊びOKかなど、さまざまな条件で検索できる。アクセス数も伸びており、同サイトを見て公園を訪れた家族から感謝の言葉をもらったこともあるという。

　多くの公園を見てきた経験から、遊びやすさや広さに対する遊具の割合、きれいさ、周辺環境など、独自の基準で各園を5段階で評価。菊池さんは「公園によって遊具の種類や雰囲気も異なるので、このサイトを見て、ぜひ『公園ハシゴ』をしてほしい」と呼び掛ける。

　菊池さんが最も高く評価しているのは「東新小岩二丁目かがやき公園」で、広場と自然のバランスが良く、豊富な遊具があるほか、幼児が遊べるスペースは区内でも最大級。ボール遊びができる広いエリア、筋トレなどができる健康器具エリアなどもあるという。

　今年に入り訪問した公園はおよそ300カ所。まだ200カ所ほどが未掲載で、公開準備を進めているという。菊池さんは「年内に全て公開して葛飾区の公園を制覇したい」と意気込む。今後については、「公園情報にとどまらず、家族が公園で遊んだ後に訪れる近くの飲食店などの店情報を掲載していきたい」とも。