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新小岩にラーメン店「濃厚豚ボナーラ ポルコ」 豚骨とイタリアンを融合

店主の小森佳介さん

店主の小森佳介さん

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 葛飾・新小岩にラーメン店「濃厚豚ボナーラ ポルコ」(葛飾区東新小岩1)がオープンして1カ月がたった。

濃厚なとんこつラーメンとイタリアンを融合させた「濃厚豚ボナーラ」

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 同店の名物は、濃厚なとんこつラーメンとイタリアンを融合させた「濃厚豚ボナーラ」(900円)。神保町のイタリア料理店「Osteria Lauro(オステリア ラウロ)」も経営する店主の小森佳介さんは「イタリアンのシェフとなにか新しいことができないか」と考えていたところ、「日本人には少しきつくも感じる豚骨の香りを、海外の人はチーズのように感じる」という点に着目。これが豚骨ラーメンとイタリアンを融合させるきっかけとなったという。

 メニュー名の由来と開発経緯について、小森さんは「臭みが少なく、老若男女が食べやすいパスタのようなラーメンにしたいと漠然と考えている中で試作を重ね、カルボナーラのような豚骨ラーメンが誕生した」と振り返る。

 スープは洋食の技法をベースとし、生クリームにチーズのエッセンスが加わったような熟成感を大切にしているという。豚骨スープを煮込む過程で、脂っこくならないよう丁寧に脂を取り除き、食べやすい味に仕上げた。麺は、麦の外皮部分の「オ―ション粉」を使った太麺。小麦の香りが強く感じられ、味が濃いのが特徴。小森さんお勧めの食べ方は、全体をよく混ぜること。混ぜることで乳化し、より食べやすくなるという。締めに「トリュフライス」(200円)を加えれば、リゾット風にもアレンジできる。

 照明や内装にもこだわったというホールは、1階がカウンター9席、2階はテーブル席18席を用意。テイクアウトも可能で、「太麺のため麺が伸びにくい。時間がたっても、レンジで温め直しておいしく食べることができる」と小森さん。夜はアルコールを提供し、バルメニューも取り揃える。

 開店から1カ月を迎えた7月10日には、大盛りチャレンジメニュー(2,800円)の提供も始めた。量は特盛り濃厚豚ボナーラとトリュフライス各2杯分で、重量は約2キロ。20分で食べきれば、1,000円をキャッシュバックする。既に大食いユーチューバーなどがチャレンジし、完食者も出ているという。

 今後については、「お客さまに支持していただきブランドを確立し、他の場所でも出店できるようにしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時~23時。

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