亀有のフグ料理専門店「玄品ふぐ 亀有の関」（葛飾区亀有3、TEL 03-5680-3029）が5月1日から、母の日にちなみ、てっさ（フグ刺し）を88円で提供するフェアを始める。

　同店は亀有リリオ2番館の地下にあり、総席数は38席。平均客単価は5,000円で、通常のフグ店よりも低価格で人気を集めている。客層は30～50代の家族連れが中心。

　セールでは従来980円のてっさを母の日にちなんで88円で提供する。てっさの入ったコース料理も差額分の892円を割引する。店長の川上さんは「フグは鍋の印象があり、冬の食材のイメージだが、当店では常に新鮮なトラフグを入荷している。この季節はフグのしゃぶしゃぶなどを用意し、普段とは異なる味わいが楽しめる」と話す。

　同店はリピーターが多く、今回のフェア期間も多くの常連客の予約や問い合わせが多いという。リピーター客の多い理由について、川上さんは「店にいて居心地のいい雰囲気づくりを行っている。地域では客単価は高いが、普段使いできない分だけ居心地のよさには徹底している」と話す。「店内にトイレがなく、一度店を離れなければいけない。戻ってきたときは『おかえりなさい』と声を掛ける」という工夫も。

営業時間は16時～21時30分。火曜定休。てっさは1人1皿まで。フェアは5月10日まで行う。