浅野いにおさん原作「おやすみプンプン」、タカラトミーアーツがガチャ商品化

プンプンと「神様」

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 タカラトミーアーツ(葛飾区立石3)は3月20日、ガチャ商品「TIMECUPSEL(タイムカプセル)」シリーズの最新作「おやすみプンプン」を発売した。

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 同シリーズは同社のガチャガチャとは異なり、「ブレーク1歩手前のアイテム」をコンセプトに、アーティストとのコラボ商品を展開している。同シリーズではこれまで、ザリガニワークスの「コレジャナイロボ」やお笑い芸人バカリズムさんとの「トツギーノ寿ストラップ」を展開している。設置店も厳選し、ビレッジヴァンガードやHMVなどに配置し、お笑いやカルチャーなどに感度の高い購買層を狙う。

 新商品は、映画化された漫画「ソラニン」の原作者・浅野いにおさんがビックコミックスピリッツ(小学館)で連載している人気キャラクターをストラップ化したもの。ラインアップは全7種類で、「小野寺プンプン(小学生)」「小野寺プンプン(中学生1)」「小野寺プンプン(中学生2)」「小野寺プンプン(高校生)」のほかに、「小野寺プンプンママ」「小野寺雄一」のサブキャラクターのストラップも用意。このほかシークレットアイテム1種をそろえ、メーン読者層である20~30代をターゲットにする。

 同商品は販売直後から人気が出て、発売2週間がたった現在は店頭在庫を残すのみとなっているという。同社ガチャ・キャンディー事業本部で同シリーズを担当する加藤しずえさんは「映画『ソラニン』の公開と発売時期が重なり、予想以上のヒットになった」と話す。

 開発は昨年夏ごろから始まった。「浅野先生も大のガチャファンで、作業場に古いガチャがあるほど。今回の開発にも非常に前向きに協力してもらった」とし、プンプンを選んだ理由については、「リアルな描写の中にキュートなキャラが浮きだっていた。漫画という2次元の世界を立体化し、より購買者にその世界観を膨らませてもらえると思ったから」と明かす。

 現在同シリーズを1人で担当している加藤さん。今後について、「プンプンのほかにも漫画の世界には魅力的なキャラクターはとても多い。ブームの少し手前にあるような面白いキャラクターを今後も発見していければ」と話す。

 価格は1個300円。

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