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柴又宵まつりでコスプレパレード-企業コラボで浴衣着付けサービスも

昨年のパレードの様子

昨年のパレードの様子

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 柴又帝釈天の参道を中心に9月17日、「第七回大正ロマン・柴又宵まつり」が開催される。

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 宵まつりは江戸時代から帝釈天で盛んに行われていた「宵庚申」が由来。宵庚申とは、体内にいる「三しの虫」が抜け出すのを防ぐために寝ずに祭りを続けるという信仰が由来とされている。

 参道を中心とした商店街「柴又神明会」は、大正時代に成立した葛飾区内では最も古い商店街の一つ。映画「男はつらいよ」の舞台となり、国内外から多くの観光客を呼んでいるが、映画シリーズの終了と景気悪化に伴い観光客数も減りつつある。

 同商店街は商店街活性化のために2005年から宵まつりを復活。通常柴又の参道にある多くの店は夕方前後に閉店してしまうが、同イベント内は参道をライトアップし、くじ引き・ライブ・特別メニューの提供など夜遅くまでイベントを行う。

 中でも商店街発足の大正時代をイメージしたパレードは恒例行事で、会場をにぎわすが例年参加者が少ないのが悩み。実行委員長の宮崎修さんは「浴衣や袴、着物などの着たいという人が多かったが、着付けなどができないという問題があった」と振り返る。

 今年はより多くの参加者を募るため、着物文化・着物コンテンツを発信するサイト「kimondou.jp(キモンドウ)」を運営するジャパンスタイル(渋谷区)とコラボレーション。キモンドウスタッフによる低価格での着付けサービスを提供。浴衣はワンコインでの着付けを行う。

 今回のコラボレーションについて、同社広報の工藤芽生さんは「情緒あふれる街並みを日本の伝統衣装で歩けば気分はさらに盛り上がる。歴史ある街とコラボし、若い世代にも日本の文化を楽しんでいただきたい」と話す。

 開催を1カ月前に控え、宮崎委員長は「普段は持っているけど着る機会のない浴衣やはかまで歴史ある商店街を歩き、非日常を楽しんでほしい。普段着とは異なる魅力を感じてほしい」と話す。

 着付けの申し込みは入力フォームによる事前予約が必要。着付け代は、着物・はかま=3,000円、浴衣=500円。浴衣の着付けは当日も対応する予定。

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