プロボクサーの亀田大毅さんが11月4日、「亀田大毅のゼロから出直しやっ！」（講談社、1,260円）を出版した。

　同書は「TOKYO1週間」で連載されていたコーナー「ゼロから出直しやっ！」に大幅な加筆を加えたもの。内容は、大毅さんが普段話す大阪弁でつづられており、内藤大助戦やその後の生活、ボクシングのことだけでなく、そして家族や兄弟について等身大で述べられている。

　また同書では、連載時に行われていた職業体験なども掲載。テーブルマナーや座禅、社交ダンスなどの「修行」も行った。また、そば打ちや江戸切り子など葛飾区の職人にも多く会い、「どの職人も一生懸命でその道のプロだった。自分もプロボクサーとしてその姿勢に学ぶところが多かった」と大毅さんは振り返る。

　同書の中には、家族や兄弟、そして周辺の応援してくれるスタッフに感謝と愛情を表現している個所が多い。また職業体験では江戸切り子や毎回つづる色紙に「愛」という文字を入れる部分も。愛という言葉については、「愛という言葉は形で表現することが難しい。形で表現できないからこそ、大事にしていかなくてはいけないもの」と19歳の青年は話す。また「ボクシングの試合でも、応援してくれているスタッフやお客さんにも愛情をもらっている。今後もその愛情を返せるような試合をしていきたい」と今後に向けた抱負を述べた。

　　大毅さんの次回の試合は12月8日、栃木県立県南体育館（栃木県小山市）でチャリティーイベントの一環として行われる。チケットは、SRS席＝15,000円、RS席＝10,000円、指定席A＝5,000円、指定席B＝3,000円。ローソンチケットで現在予約販売中。問い合わせは亀田プロモーション（TEL 03-5671-1333）まで。