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葛飾区民参加公演「広い空」本番へ、一般区民23人がひのき舞台に

演出を手がけた佐藤B作さんと染谷さん、しゅうさん

演出を手がけた佐藤B作さんと染谷さん、しゅうさん

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 亀有リリオホール(葛飾区亀有3)で9月14日、16日から葛飾区民が参加する演劇「広い空」の最終リハーサルが行われた。

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 同舞台は昨年4月にかつしか文学賞を受賞した小説を舞台化したもの。舞台化にあたっては東京ボードヴィルショーが客演として協力し、脚本は中島淳彦さん、演出は佐藤B作さんが手掛ける。

 同舞台はプロの役者のほかに、一般オーディションに合格した葛飾区民23人が参加。オーディションに受かった23人は今年1月から本格的な稽古に参加し、延べ500時間以上の稽古に耐え本番を迎える。

 当日は劇場を借り切っての通し稽古が行われ、スタッフだけでなく役者自ら舞台転換などにも参加。演出を担当した佐藤B作さんは「どの劇団もスタッフだけでなく役者も舞台転換や道具の移動を全員で行う。今回は全員で舞台づくりを行っている」と話す。

 今回の舞台にオーディション参加し、役者として参加した染谷典子さんは区内在住の主婦。「演劇などの活動経験は全くなく、区のホームページで興味を持って参加した。楽しいことやつらいことがあったが、さまざまな人と演劇ができるいいきっかけになった。今後も機会があれば参加してみたい」と話す。

 今までの練習を振り返りB作さんは「おのおのが仕事や事情があり、全員で練習をする機会が少なく、まだまだ練習して伸ばしていきたいと思う。一度つけた演技も次回には戻ってしまうこともあり、根気強く指導を続けた」と話す。「この作品を通して帝釈天しか葛飾のイメージがなかったが、演劇を通して役者たちと交流を深め葛飾の良さを知った。芝居には葛飾区の人に大勢来てほしいが、それ以外の人もぜひ見てほしい」とも。

 開演は、16日=17時、17日=14時。

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