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映画「うまれる ずっと、いっしょ。」自主上映会 「感じる学び」の場として

コーディネーターの内山雅人さん

コーディネーターの内山雅人さん

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 かつしかシンフォニーヒルズ(葛飾区立石6)モーツァルトホールで7月26日、イベント「幸せのカタチを感じる日~KAZOKU~」が開催される。主催は、一般社団法人学びコミュニケーション協会。後援は、葛飾区教育委員会。

イベントのチラシ

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 映画「うまれる ずっと、いっしょ。」の上映と、豪田トモ監督による講演を行う同イベント。同映画は「家族のつながり」をテーマに、「血のつながりのない家族」「愛する人に先立たれる家族」「死と向き合う毎日を生きる家族」という 3家族の日々を淡々と追ったドキュメンタリー映画。不治の障害を持つ「虎ちゃん」とその家族の日々をつづった前作「うまれる」では、自主上映会のみの展開で50万人を動員。同映画は、その第2章に当たり、製作には4年間を費やしたという。

 同イベントは、一般社団法人「学びコミュニケーション協会」の内山雅人さん(元教員、新宿在住)が、「心にダイレクトに飛び込んでくるメディア」である同映画を「ぜひ地元葛飾で大々的に上映したい」と企画した。同団体は、知識の詰め込みではない、「感じる」「体験する」教育の機会を作ることをミッションに活動している。「たくさんの親子、教育関係者にこの映画を見てもらうことで、何かを感じてほしい。上映会を催すことそのものが、区民の教育に対する意識の底上げにつながれば」と語る。

 映画の見どころについて、「日常を淡々と追っていく映画。登場する家族はさまざまな事情を抱えているが、映画を見る人たちもそれぞれに事情を持って生きている。映画のどこかが心の琴線に触れるはず」と語る。内山さん自身が同映画の製作スタッフでもあることから、豪田さんの講演も組み込んだ。「監督との対談形式の講演は他の上映会ではない」という。

 同イベントはボランティアスタッフが運営し、対談は手話通訳、映画には音声字幕ガイドが付く。子連れで映画を見られる「ママさんタイム」も設け、「映画のバリアフリー」を意識した。「スタッフはプロではないが、自分たちで考えながら、心を込めて対応していく。その機会も大切にしたい」と内山さん。

 11時開場、11時50分開演。チケットはイープラス、かつしかシンフォニーヒルズで取り扱う。

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