亀有のスペインバルが「パラグアイ料理」提供-同国出身スタッフのアドバイス受け

パンに載せてて食べる「ロックロ」。来店客は「これを食べてパラグアイを『喰って』ほしい」と話す。

パンに載せてて食べる「ロックロ」。来店客は「これを食べてパラグアイを『喰って』ほしい」と話す。

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 亀有のスペインバル「ボカピンチョス」(葛飾区亀有5、TEL 03-5697-4424)が6月27日からパラグアイ料理の提供を始め、サッカーワールドカップ(W杯)対パラグアイ戦を前に人気を集めている。

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 同店はスペイン風居酒屋(スペインバル)として2008年6月に開店。20坪の店内に約25席を設け、利用客は20~30代が中心。昨年からランチタイムの営業をスタートした現在は「世代を問わず、多くの来店客が店をにぎわせてくれている」とオーナーの佐々木さん。

 パラグアイ料理提供のきっかけは、同店のスタッフでパラグアイ出身のヴィセンテ=ロハス=ガウトさんのアドバイスによるもの。佐々木さんは「ムーチョ(ヴィセンテさんのあだ名)がこの近辺にはパラグアイの料理を食べさせてくれる場所が少ないというアドバイスをもらい、料理を学び提供している。ここ数日は都内でも提供する店が少ないらしく、多くのマスコミが取材にやって来ている」と話す。

 同店で提供するメニューは、白トウモロコシと牛スジを煮込んだ「ロックロ」(800円。ランチはスープ・サラダ・パン・デザート付きで750円)と、手作りパイにひき肉とサルサソースをかけた「エンパーダ」(500円)、鶏肉と野菜の煮込み「ボリボリ」(800円)の3種を用意。「どれもムーチョに教えてもらった家庭料理。ぜひパラグアイの家庭の味を知って、もっとサッカーに興味を持ってもらえれば」。

 試合当日となった29日のランチタイムも、開店と同時に多くの利用客がロックロを注文した。来店客の一人は「店に来てパラグアイ料理があるのは初めて知った。想像していたよりも食べやすく、非常に腹持ちがいい感じ」と話し、今夜のパラグアイ戦については、「パラグアイ料理を食べて、パラグアイに勝つための勇気を得た。今夜は必ず勝つ」と意気込みをみせた。

 パラグアイ料理のメニューは今後も続けていく予定で、「今週中はランチタイムにも提供できるようにしておきたい。試合が終わった後でも、対戦国というだけでなく互いの国の理解のきっかけになってくれれば」と話す。

 営業時間はランチ12時~14時30分、ディナー=18時~24時(金曜・土曜は翌2時まで)。日曜定休。なお、パラグアイ戦の当日は21時から予約営業で満席とのこと。

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