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青戸の保育園で力士「大道」と餅つき-泣き出す子どもも

力士「大道」との交流に喜ぶ子ども

力士「大道」との交流に喜ぶ子ども

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 青戸もも保育園(葛飾区青戸4)で2月15日、葛飾出身の力士・大道さん(阿武松部屋)を招き、「餅つき大会」が行われた。主催は同保育園父母の会、葛飾教育委員会。

【関連画像】餅つきの様子

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 大道さんを招き、地域住民を対象に行われる同イベントは2回目。昨年の開催は、大雪の翌日で足元も悪く、雪かきからのスタートだったが、今年は天気に恵まれ絶好の餅つき日和となった。同園は青戸平和公園内にあり、園庭は餅つきと飲食を提供するスペースに分かれ、参加者の列は同園の敷地の周りを埋め尽くすほどとなった。

 「この日を楽しみに、1年ぶりに地元に戻ってきた」という大同さん。小学生のころ、「葛飾白鳥道場」で相撲を始めたという。「餅つき」スペースで大道さんと一緒に杵(きね)を持ち餅をつくことができ、記念撮影をしたり、握手を求める来場者もいた。中には、187センチ、175キロという大きな体を目の前にして泣き出す子どもの姿も。「昨年は泣いて顔も見ることもできなかった子が、今年は一緒に餅をつくことができた」と子どもの1年の成長を喜ぶ参加者の声も聞かれた。

 一方、飲食を提供するスペースでは、「あんこ」「きな粉」「のりしょうゆ」の3種の餅と、同園年長児が手作りしたみそを使って作った「豚汁」が振る舞われ、行列は餅がなくなるまで続いた。皿や箸などの食器は参加者が全て持参し、「ゴミを出さない」というエコを意識した取り組みも行われた。

 主催の予想をはるかに上回る人出で、用意した13キロのもち米は予定より早く無くなった。参加者からは「力士と触れ合えるチャンスはめったにない。ぜひ恒例のイベントにしてほしい」という声も上がった。

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