カプセルプラレール10周年で特設サイト-「立石の車窓から」も

カププラ特集の雑誌を作る際に雑誌社が作った江ノ島のジオラマを走る江ノ電カププラ。カププラを見守る大槻さん、佐藤さん、有賀さん。(左から)

カププラ特集の雑誌を作る際に雑誌社が作った江ノ島のジオラマを走る江ノ電カププラ。カププラを見守る大槻さん、佐藤さん、有賀さん。(左から)

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タカラトミーアーツ(葛飾区立石3)の主力商品である「カプセルプラレール(=カププラ)」が今年1月で10周年を迎え、2月25日に10周年記念サイトを開設した。

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 同商品は同社の親会社であるタカラトミー(立石7)のプラレールをガチャガチャサイズに小さくしたもので、1999年から販売開始。現在では28シリーズを販売しており、累計販売数は1,790万台を数える人気シリーズ。同社広報担当の有賀さんは「ガチャガチャでシリーズになるものは珍しく10年のロングセラーになっているのはこの商品だけ」と話す。

 特設サイトは、カププラの魅力をさまざまな角度から紹介する内容で、コミックで商品を紹介する「カププラマン」や、ジオラマを作り動画で実際動くカププラを案内する「立石の車窓から」などのユニークなコンテンツが並ぶ。

 カププラ10周年企画を担当している大槻さんは「10年前は3~7歳をメーンターゲットに、従来とは異なるかわいいプラレールを作る予定だった。しかし販売してみると子どもだけでなく親の世代や鉄道ファンにも受け入れられ、多くの支持をいただいている」とうれしい誤算について話す。

 3代目プロデューサーである同社ガチャ企画部の佐藤さんは17シリーズ目から担当し、今年で5年目。佐藤さんは「プラレールとは異なったギミックなども搭載している。除雪車では実際にBB弾を吸い込んではき出すなどの効果を付けるなど、眺めるだけでなく実際に遊べる部分にも考慮している」と話す。

 これまでの28シリーズの中で流通量の少ないアイテムに関して、多くの問い合わせが来る場合もあるという。「復刻版の販売も行うが、復刻版の場合は頭文字の『F』を刻印したものにするなど、同じ物は販売しないようにしている。多くのユーザーを裏切らない企画を今後も増やしてきたい」(佐藤さん)とコアユーザーへの配慮を重視する姿勢をみせる。

 プラレール販売開始から50年という節目でもある今年。大槻さんは「もっとプラレールやカププラの魅力を知ってもらえるような企画を行っていきたい。鉄道ファンや子どもだけでなく、性別や世代を越えて愛されるロングセラーになれば」と期待を膨らませる。

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