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堀切ラッキー通り商店街、「商店街グランプリ」で準グランプリ 受賞翌日に新企画も

堀切ラッキー通り商店街の岩崎修さん(左)と茂木明治さん

堀切ラッキー通り商店街の岩崎修さん(左)と茂木明治さん

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 葛飾区の堀切ラッキー通り商店街(葛飾区堀切2)が行ってきた「メロン育て隊事業」が11月11日、東京都が主催する「第16回東京商店街グランプリ」で準グランプリを受賞した。

堀切ラッキー通り商店街が経営するカフェスペース「さちのば」

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 同事業は、地域住民や商店街のコミュニケーション活性化を目的に、地域住民と共にマスクメロン栽培を行うもので2016(平成28)年に始まった。プランターが店の軒先に置かれる目新しさ、苗の配布会や定期的な育成相談会など地域の人々を巻き込むコミュニティー作り、メロンをモチーフにしたオリジナルグッズ製作などメロンにちなんだ企画を実施し、ブランド化と継続性が相まって受賞に至ったという。

 同商店街会長を務める三春堂の岩崎修さんは「5年間継続し、さらに事業を広げていったことが評価されてうれしい。通常、イベントは1度開催すると片付けてその日で終わってしまう。365日商店街のみんなが参加し、継続的に進めていけるものとして果物を育てることにたどり着き、誰もやっておらず人々が驚くものとしてメロンが選ばれた」と話す。

 同商店街では、これまでも「打ち水大作戦」や、西野亮廣さんの絵本の世界観を商店街で再現し、2日間で延べ1500人が訪れた「えんとつ町のプペル光る絵本展」など数々のイベントを開いてきた。

 授賞式の翌11月12日には、新たな試みとして空き店舗に商店街が経営するカフェスペース「さちのば」(堀切3)がオープンした。個人ではなく商店街がカフェを経営するのは全国的にも珍しいという。元ケーキ店の茂木明治さん(82)が中心となって週3日オープンし、毎月6日は「メロンの日」にちなんでフルーツサンドを販売する計画があるほか、空き時間にはレンタルスペースとしての活用を考えているという。

 岩崎さんは「何か商店街でイベントなど企画しようという人がいれば、頼って相談してくれれば助けて一緒に考える。それが下町の商店街としていい形では」と話す。

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