テクノプラザかつしか（葛飾区青戸7）で2月17日、「銭湯フェア」が開催された。主催は葛飾銭湯組合連合会。

　銭湯の利用を区民に促すことを目的に開かれた同イベントには約500人が集まった。区内に44軒ある銭湯の背景画や施設の特徴をパネル展示で紹介するほか、中央に設けられた舞台では、「葛飾フィルハーモニー管弦楽団」によるカルテット演奏や、葛飾区のご当地ヒーロー「ゼロング」ショー、協賛企業のタオルやTシャツなどが当たるビンゴ大会などを繰り広げた。

　3回目を迎える今年は、昨年誕生した葛飾区の銭湯PRキャラクター「ゆーゆ ほのかちゃん」の着ぐるみも披露。大きさは1メートル80センチで区内の業者が製作した。着ぐるみに関して、同連合の丸山勝会長（72）は「どうしても頭が大きくなってしまい、胴体とのランスを取ることが難しかった」と製作過程の苦労を明かし、「今後も区内のイベントに登場させる予定。なじみやすいゆるキャラがいることで、子どもも銭湯に興味を持つのでは」と期待する。

　その後ステージで行われたゼロングショーにも登場したほのかちゃん。初登場した悪の組織・デスバルの最高幹部怪人「イグアナハンマー」の指示で、捉えられたほのかちゃんをゼロングが救出するストーリー。途中、会場からはゼロングを応援する子どもの声も多く飛び交った。ほのかちゃん役の泉いづるさんは「着ぐるみがとても重いので転ばないよう必死だった。ほのかちゃんをきっかけに銭湯へもっと足を運んでほしい」と話した。