葛飾のプラネタリウムで夏休み恒例「クイズ番組」-回答次第で罰ゲームも

プラネタリウム番組を制作するコンピューターを前に、

プラネタリウム番組を制作するコンピューターを前に、

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葛飾区郷土と天文の博物館(葛飾区白鳥3)内のプラネタリウムで7月20日から、夏休み恒例番組「クイズ!スター&プラネット2013」が行われている。

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 同番組は1994年から開催されている長寿番組。制作は全て同館スタッフの手によるオリジナル番組で、プラネタリウムの番組としては珍しい体験型コンテンツを制作している。番組内容は地球や星にまつわる3択問題を会場で出題。席にあるボタンで回答し、回答者が多いものが会場の答えとなる。回答数により「ご褒美」と「罰ゲーム」の異なるエンディングがあり、今年は難易度が高く、「ご褒美」率は8月1日現在約18%程度にとどまる。

 同番組のもう一つの特徴は、開始以来クイズを読み上げる担当ナレーターが、「ぷっすま」(テレビ朝日)などで人気の伊津野亮(いずのりょう)さんが担当すること。担当学芸員の新井達之さんは「この企画を考えた19年前にまだ若かった伊津野さんに出会ったのがきっかけ。彼の軽快な語り口も番組の人気の一つ。彼の声を聞きに来るリピーターもいるほど」と話す。

 18回目の今年は、2月に地球に接近した隕石(いんせき)など旬の話題も取り上げている。新井さんは「今年の罰ゲームは、リピーターからは一番厳しい内容になっている、と言われている」と話しつつも「これを楽しみに、わざと間違える参加者もいる。中学生のときから通っていて、まだ一度もご褒美をもらったことがない、という20歳代男性の声もあったほど、罰ゲームの印象は強めに設定している」と話す。

 また同番組は「子どもを対象とした番組では一緒に来た親が眠くなってしまう。毎年大人が眠れないような大人を対象とした番組制作を行っている」と話す。目的について「親が関心を持つことにより、子どもへ解説するコミュニケーションの機会が生まれる。そうしたきっかけになってくれれば」と、番組をコミュニケーションのツールとして提供している。

 今後について、制作を担当した学芸員の湯澤真実さんは「楽しみながら宇宙の神秘を学んでほしい。特に中高生、大学生にも来てもらいたい」と話す。

番組は13時と14時30分に上映プラネタリウム鑑賞料は大人=350円、小中学生=100円、幼児=50円(別途入館料が必要)。9月1日まで。

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