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亀有に揚げパンなしのパン店-限定10個のカレーパンが連日完売

つけカレーパンを持つ新井田さん

つけカレーパンを持つ新井田さん

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 JR亀有駅北口近くに6月16日、パン店「GREEN FIELD(グリーンフィールド)」(足立区東和2、TEL 080-4323-0388)がオープンした。

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 葛西用水親水水路沿いにある同店の店舗面積は、販売と調理スペースを合わせて12坪。店名について、店主の新井田直樹さんは「来てくれる人に憩いを提供したいと思い、夫婦で話し合い『緑の広場』という意味の英語を名付けた」と話す。

 今年3月まで築地市場(中央区)で食品の卸問屋に勤めていた新井田さん。もともとパンや料理が好きだったことと、40歳を境に手に職のある仕事がしたいと、新宿区内のパン店にて、前職と掛け持ちしながら約3年間修業し同店オープンにこぎ着けた。

 パンの味にこだわる同店では、揚げパンは一切なく全て焼きパンのみ。理由について、「安全・安心、健康は当たり前。油で揚げるとどうしても舌ざわりが悪くなってしまう」(新井田さん)とこだわりを見せる。

 オープン以来の人気商品は「つけカレーパン」(250円)。一般的なカレーパンとは異なり、容器に入れられたカレーの上にパンを載せて販売する。パン専用に作られる特製のカレーは、10種類以上のスパイスを使い、豚肉や果物などを生かしてパンに絡みやすいよう堅めに仕上げている。パンは菓子パンで使われる甘めの生地で焼き上げている。

 カレーパンの開発経緯については、「普通のカレーパンは、食べ終わった後に揚げた油が口の中に残り胃にも重く感じられる。焼きカレーという方法も考えたが、いまいちうまくできなかった。そこでカレーを『パンにつけて食べる』という発想で考えた」と話す。

 同商品は1日10個限定で、開店から1時間ほどで売り切れてしまうほどの人気商品になっている。新井田さんは「地元のリピーターも増えてきてうれしい」とも。

 カレーパンのほかに、「メロンパン」(140円)や「米粉のコッペ」(200円)など常時40種類前後のパンを並べる。オープン以来、毎日買いに来るという60代の主婦は「夜間の仕事をしている息子のためにいつも買っている。油で揚げていなパンばかりなので、息子も食べやすいと言っている」と話す。

 営業時間は8時30分~18時。火曜定休。

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