JR常磐線沿線にある「金町スイミングクラブ」「フィットネスクラブ金町」（葛飾区東金町1）が3月4日、「KSCウェルネス」として移転オープンした。運営会社は三菱製紙の完全子会社の菱紙（千代田区）

　同施設は1972（昭和47）年に開業。地元住民を中心に多くの競泳選手を輩出したスイミングスクールで、近年は子どもだけでなく大人や高齢者のスクールやプログラムも人気を集めていた。移転先は同社が運営していた「ダイヤレーン」跡地。以前の施設とは道路を挟んだ向かい側になる。

　新設された施設は地上4階・地下1階の「地域最大級」（施設関係者）の建物になった。施設内には2面のプールを設け、「スクール用プール」はスイミングスクールを中心とした利用に、もう1面の「メンバー用プール」はフィットネスクラブの会員を中心としたプールにと分け、フィットネスクラブの拡充に注力しながらも選手の強化を目指す。

　同施設のスタッフは「地域的な問題もあるが、フィットネスクラブの利用者は高年齢化の傾向にある。より多くの利用者が楽しめるため、スタジオなども拡張し、幅広いプログラムを用意した」と話す。

　そのほか、リラクゼーションルームや薬局、整体院なども併設。今回テナントとして入ったオレンジ堂整骨院の永野院長は「今度できる新しいマンションの住人だけでなく、フィットネスや健康に関心を持っている幅広い年齢層が来てくれれば」と期待を寄せる。

営業時間は、火曜～金曜＝9時30分～23時、土曜＝9時30分～21時、日曜＝9時30分～20時。月曜定休。