葛飾区の2022年「はたちのつどい」（成人式）が1月10日、かつしかシンフォニーヒルズ（葛飾区立石6）で行われた。

大人の階段のぼる新成人

　昨年は緊急事態宣言発令のため、会場での開催は急遽中止となり、青木克徳葛飾区長の祝いの言葉や記念コンサートなどの模様がユーチューブで配信されたが、今年は2年ぶりに、かつしかシンフォニーヒルズでの開催となった。

　当日は新型コロナウイルス感染症対策のため、地域ごとに時間帯を分けて3部構成で実施。第1部（10時10分～）は東立石・東四つ木・細田・奥戸・東新小岩・新小岩・西新小岩・鎌倉・高砂地区、第2部（12時40分～）は西水元・水元・東水元・南水元・東金町・金町・新宿・柴又地区、第3部（15時10分～）は小菅・西亀有・お花茶屋・東堀切・宝町・堀切・四つ木・立石・亀有・青戸・白鳥地区で振り分けられた。入場時に手指の消毒や新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の利用などを呼び掛けた。

　3部共、国家や区歌は歌わず、演奏を清聴するかたちをとった。区長、区議らが登壇して祝いの言葉を述べたほか、葛飾総合高校吹奏楽部が記念コンサートを披露した。

　式典に参加した新成人の松本和さんは「久しぶりに友人に会えるのがうれしい。葛飾は住みやすい街」と話し、鈴木杏矢菜さんは「おいしいものがたくさん食べられるような自立した大人になりたい」と抱負を述べた。志野遥真さんは「育ててもらったことを親に感謝したい。これからもこの街に住み続けると思う」と、それぞれ話していた。

　葛飾区の新成人は男性2101人、女性1990人の計4091人（2021年12月1日現在）だった。式典の模様は後日、葛飾区公式ユーチューブチャンネルで配信する。